大学時代と就職活動について
大学では、車が好きで機械工学を専攻していました。機械工学は関連する業種が広いので、就職活動を始めたときになかなか業種を絞ることができませんでした。車に関わる会社を探してみたものの、自分の中でどこか違和感があり、悩む日々が続きました。
そこでもう一度「自分が好きなことは何か」と「生涯をかけて続けられる仕事」について考え直したときに、自分が好きなファッション分野に携わりたいと、繊維業界に注目しました。
Q.
入社した理由を教えてください。
業界を掘り下げていくと、洋服に使われる素材だけではなく、建築材料などの多分野のモノづくりをしている小松マテーレにたどりつきました。会社説明会に参加したときに自分が好きなアパレルブランドの名前が出てきて、自分も好きなブランドの服作りに関わる仕事ができるところに魅力を感じ、入社を決意しました。
選考では、機械工学から繊維分野への転身を決めた点についてどうアピールしましたか?
専門分野が異なるので、知識よりも、学生生活をどう過ごしたかに重点を置いてアピールしました。例えば、通っていた大学は時期によってアルバイトができないほど課題の量が多く、時間管理や課題の優先順位をつけて、レポートの期限を必ず守ることを徹底。当たり前のことを確実にこなしていた点をアピールしました。時間は有限です。学生でも社会人でも日々の過ごし方が重要だと、改めて感じています。
入社してからのキャリアについて
入社後は、製造部門に配属になりました。製造部門は生産管理部門の生産課と、商品開発部門の技術課に分かれますが、私は配属直後から商品開発部門を強く希望していました。ファッションが好きだったので、ゼロから生地を作ってみたい気持ちがあったからです。まずは現場を経験し、織物の開発を担当しました。さらに上司の勧めもあり、ニットの開発にも携わりました。入社3年目に別工場へ異動になり、そこでも商品開発を2年ほど経験しました。2023年9月からはその工場の生産課に所属し、生産管理を担当しています。
商品開発のときに携わった内容について教えてください。
オリンピック等でトップアスリートが着用するスポーツウエアや高級ファッションブランドに使われている生地の開発に携わっていました。自分が開発した商品が形になって世に出ることをひとつの目標にしていたので、大きなプロジェクトや有名ブランドの素材を手がけられたことは自分の自信にもなりますし、やりがいがありますね。
社内で商品開発コンテストが開催されており、入賞されたそうですね!
商品開発部門に所属していたとき、毎年行われている社内の商品開発コンテストに出場しました。風合い賞という賞をいただいたのですが、過去のヒット商品に最新のトレンドと加工技術を組み合わせて開発した、触り心地のよい新触感素材が評価されました。また、コンテストでは「エコ&サステナブル」を基本とした環境配慮素材の開発が大きなテーマとなっています。加工するときの工程を合理化し水やエネルギーの使用量を削減した点や、製品寿命を延ばし環境に配慮した開発も評価の対象となります。
当時のコンテストには、小松マテーレグループ全体で製造部や商品開発部門などから計7チームが参加しました。評価が高ければ商品化も実現するため、どの部署も本気度が違います。発表の約4ヶ月前から、企画ミーティングが始まります。通常の仕事をこなしながら準備を進めるので、大変なことも多いのですが、織物とニットの両方の開発経験が役立ったと思います!
賞をいただいたときは、開発からプレゼンまで動いていた努力が報われ、本当に嬉しかったです。素材は展示会にも出展され、たくさんのお客様から好評価をいただき、社内ブランドとして採用されました。自分が作った素材が工場で何千メートルも生産されている瞬間を見たときの感動は今でも覚えています。
◆展示会ってなに?
展示会とは、当社が開発した新商品をお客様に披露するイベントです。自社で企画開催するものや、国内外で開催される各種見本市へ出展するなど形式やテーマは様々です。
展示会では、空間デザインや実演を活かしたプレゼンテーションができるため、普段の商談とはちがった特別感があります。
展示会の開催に向けては、営業部門が中心となり、開発部門・広報部門とも連携しながら準備を進めていきます。コンセプト立てや、展示商品の選定など企画の部分だけでなく、会場や什器の手配、レイアウトや装飾づくり、お客様への案内状やノベルティーグッズの手配、プレスリリースの発信など、細かなところまで各担当に分かれて対応しています。
小松マテーレの強みとは?
小松マテーレの強みは、社内でコミュニケーションが取りやすいことです。繊維業界は川上から川下とモノづくりの流れがあるように、たくさんの人の手が加わって、一つの商品が完成します。ものづくりは1人ではできませんので、現場ではコミュニケーションを取りながら作業を進めています。ミスやトラブルが発生しても、お互いに協力して解決していけるのは、信頼関係があるからこそですね。滞りなく出荷まで完了したときは、達成感を得られます。
社内のコミュニケーションが活発なんですね!
そうですね。同僚はもちろん、先輩や後輩とも休日に会うこともあります。また、社内のサークルに所属していると、普段は会話できない役員の方ともお話しできる機会があるというのは魅力の一つだと感じています。
今後のキャリア展望について教えてください。
生産管理では複数の注文を管理し、品質のチェックや進捗の確認、納期の管理を行います。これまで商品開発で培ったものづくりの知識を活かして機械や素材の特性などの深掘りをしていきたいです!また、工場から出るロスを減らし、さらに効率を上げて質の高い商品を生産できる体制を作り、会社全体としてレベルアップしていけたらと思っています。
育児休暇を取得されたとお聞きしました!
妻に「育休を取る」と伝えたら、喜んでくれましたよ。仕事との兼ね合いもあり、2週間の育児休暇を取りました。家族と一緒に過ごせた貴重な時間でしたね。現在も有給休暇を組み合わせて、夫婦で助け合いながら子育てをしています。社内でも育休を取りたいと考えている男性は徐々に増えているそうです。
小松マテーレを就職先に考えている方へのメッセージはありますか?
自分が好きなこと、情熱を持って続けられる仕事は何かを考えて、大学のときとは違う専門外の分野に飛び込みました。チャレンジすることを後押ししてくれるので、入社1年目から責任ある仕事を任せてもらえます。繊維業界でがんばりたい人は、未経験でも恐れることなく挑戦してみてください!